言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

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第4回年次大会(2018年3月,立命館大学)
テーマ:ナラティブの可能性

予稿集(含,会場案内・プログラム)をダウンロード[36.6MB:容量注意]

協賛・後援

協賛
  • CASIO
  • (株)くろしお出版
  • (株)ココ出版
  • (株)スリーエーネットワーク
  • (株)大修館書店
  • (株)凡人社
  • (株)ラーンズ
後援

テーマ趣旨

私たちは,本年度年次大会のテーマを「ナラティブの可能性」としました。ことばと文化の研究において,ナラティブ=経験の語りの意味が見直されています。グローバル化は,急速に私たちの生活を変えています。一方で,社会が多言語化・多文化化し,他方で,大きな価値観の前に小さな声は掻き消されそうになります。

ナラティブを研究・実践するということは,社会にある多様なことば,多様な文化を記述し,掻き消されそうな小さな声に光をあてる行為です。また,ナラティブ=経験の語りが語られることで生まれる新しい意味もあるはずです。ナラティブの研究と実践は,このような新しい意味の創造をも射程に捉えています。

言語文化教育において,ナラティブ研究,あるいはナラティブを取り入れた社会実践や教育実践がさまざまに行われています。しかし,必ずしもそれが相互に交流し,発展しているとは言えません。本大会では,ナラティブ探求,ライフストーリー研究などの研究法を越え,社会学,心理学,教育学,第二言語習得などの領域を横断し,言語文化教育におけるナラティブの地図を描くことを目指します。さらに,ナラティブの研究と共に,ナラティブを取り入れた実践―ナラティブを語り継ぐ実践,ナラティブを語ることでエンパワメントにつなげる実践,語り合うことで新しい社会を想像・創造する実践―のあり方を議論し,ことばと文化の教育におけるナラティブの課題と可能性を浮き彫りにします。

年次大会実行委員会

【委員企画】ワールド・カフェ
ナラティブと言語文化教育――その研究と実践の地図を描く

目的

言語文化教育において,ナラティブ=語りを聞くことが,研究と実践に取り入れられるようになりました。その経験を共有し,言語文化教育におけるナラティブの可能性を共に考えること,また,関心を共有することで新しいつながりを生むことを目的とします。

事前準備

ワールド・カフェでの対話をより深いものにし,多くの気づきや学びを得るために,事前準備があります。以下の問いについて考えたうえで,当日ご来場ください。

  1. ナラティブ(語り)を聴いたり,語った経験を通して何か感じた,または気が付いたことがありましたか。どんなことですか。
  2. ナラティブの研究や実践を通し,言語文化教育(言語教育,文化教育を含む)においてどのようなことができると思いますか。また,それにより,この分野にどのような発展が期待できると思いますか。

申込方法

  • (ALCE学会事務局)まで以下の内容を記載したメールをお送りください。
    1. 件名:ワールド・カフェ参加申込
    2. 氏名
    3. 所属
    4. 専門
    5. 連絡先(e-mail)
    6. 言語文化教育研究学会会員/非会員
  • 本カフェは,言語文化教育研究学会年次大会内の企画として開催されます。当日,大会への参加申込を済ませてからご参加ください。大会への参加費は,会員1000円,非会員2000円となります。
  • 締切: 2018年2月28日

ワールド・カフェとは

リラックスした雰囲気のなかで,カフェのテーブルを囲むように少人数のグループで自由に対話します。ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルさせながら,話し合いを発展させていきます。対話を通じた新しい集合知を創出していく組織開発の手法の一つとして注目され,近年では,ビジネスや市民活動,教育など様々な領域で活用されています。

ワールド・カフェのエチケット

ワールド・カフェは,対等な関係における自由な話し合いから,新しい知を作りだしたり,それぞれが新しい気づきを得たりすることを目的としています。そこで以下の点に意識して,話し合いましょう。

  1. メンバー各自の貢献を尊重し,否定的な意見は避けましょう。
  2. 相手のアイデアと自分のアイデアをつなぐように話しましょう。
  3. 簡潔に話しましょう。
  4. 新しく生まれる知に耳を傾けましょう。
  5. 対話を楽しみましょう。

会場ボランティア募集

  • 場所: 立命館大学衣笠キャンパス
  • 日時: 2018年3月10日(土)~11日(日)
  • 仕事: 受付や案内など年次大会の会場にて大会に関わるもの一般
    • 会場受付/案内
    • 会場設営
    • 口頭発表タイムキーパー・マイク係等
  • 時間:
    • 10日: 8:30~19:00
    • 11日: 8:30~17:30
    までで,ご都合のよい時間帯をお知らせください。特に聞きたい発表・パネルなどもお知らせください。分担の参考にします。
  • 謝金: なし。ただし年次大会参加費無料
  • 服装: スーツ,あるいはそれに準じるもの
  • 締切: 2018年2月20日(火)17:00
  • チラシをダウンロード

*先着順かつ関西近辺在住者優先で決定させていただきます。

応募方法

下記連絡先に,(1)氏名,(2)所属,(3)参加可能日時,(4)特に聞きたい発表をお知らせください。

連絡先
言語文化教育研究学会年次大会事務局ボランティア係
annual.apply.vt@alce.jp(担当:嶋津百代)

発表者募集――締め切りました

  • チラシをダウンロード
  • 応募締切: 2017年11月8日(水)(日本時間23:59)
  • 応募内容: 言語・文化・教育に関わるもの(大会テーマ以外の内容も応募可能)
  • 応募資格: 言語文化教育研究学会の会員であること
    • 未入会の方は,応募2週間前までに入会手続きをお願いします。
    • 会員は,当該年度の会費を応募2週間前までに納入してください。
  • 結果通知: 12月下旬
  • 応募先・お問い合わせ: annual@alce.jp(年次大会実行委員会)

Ⅰ 発表形態

発表形態は,次のいずれかとします。

形態時間応募書類予稿集枚数
1.パネルセッション120分応募者情報A[doc]
査読用紙等A[doc]
12枚
2.口頭発表30分または40分応募者情報B[doc]
査読用紙等B[doc]
6枚
3.ポスター発表60分応募者情報B[doc]
査読用紙等B[doc]
2枚
4.フォーラム120分応募者情報C[doc]
査読用紙等C[doc]
6枚

  • 「1.パネルセッション」では,必ずフロアとの議論の時間を取ってください。
  • 「2.口頭発表」の時間は,30分または40分から選択できます(いずれも,うち質疑応答に10分)。データや考察結果の提示のため,従来より長い発表時間を必要とする場合は,40分を選択してください。
  • 「3.ポスター発表」の掲示時間は,120分です。ポスターのサイズは,A0以内となります。
  • 「4.フォーラム」は,1.~3.の範疇に入らないが,参加者と共有したい企画すべてを含みます。研究会の紹介・会員募集,教材・教具のデモンストレーション等もこの形態に含まれます。
  • 会場・プログラムの都合上,時間は変更になる場合があります。
  • 予稿集(原稿締切:2018年1月下旬予定)は,WEB上に公開して掲載します。

Ⅱ 応募要領および採否

  1. それぞれの発表形態に応じて,上の表から応募書類のフォーマットをダウンロードし,使用してください。
  2. 応募書類は,メールに添付し,annual@alce.jp(年次大会実行委員会)までお送りください。
  3. 採否は,応募者名を伏せて実行委員会で審議し,応募者に通知します。
  4. 採択に際し,実行委員会の判断で,発表形態の変更を求めることがあります。