言語教育の「商品化」と「消費」を考えるシンポジウム
Symposium on Commodification and Consumption of Language Education
開催趣旨――商品化と消費って?
私たちは,「商品化」を〈ある物や活動が経済的行為と結びつき,価値を持つようになること〉,「消費」を〈人々が商品化された物や活動に対価を支払い,手に入れ,欲望充実やアイデンティティ構築のために費やすこと〉と定義します。
言語教育と経済的行為は切っても切れない関係にあるにもかかわらず,これまで議論が避けられがちだったのではないでしょうか。私たちは香港での研究集会で「言語教育の商品化と消費」について向き合い議論したいと考えています。みなさまのご参加,お待ちしております。
- 日程: 2016年7月16日(土),17日(日)
- 会場: 香港大学[アクセス]
- 参加方法: 事前参加申込受付中(割引があります)
- 詳細情報: 研究集会特設サイト(https://sites.google.com/site/researchseminar03/)
- 合同開催: 言語文化教育研究学会,つながろうねっト,香港大学日本研究学科日本語プログラム(順不同)
- 協力団体*: 香港中文大学日本研究学科,第一日語暨文化學校,香港専上学院,国際交流基金北京日本文化センター,香港日本文化協会,J-POINT日本語教室,良師学校日本語学科,嶺南大学 Center for English & Additional Languages,香港公開大学,パソナ・エデュケーション,香港日本語教育研究会,TAMAGO語言研修中心,東大前日本語,港澳粤,日本研究大学連合会,香港大学専業進修学院
- 後援*: 在香港日本国総領事館
- 協賛*: 凡人社,ココ出版,くろしお出版
- お問い合わせ: meeting@alce.jp(言語文化教育研究学会研究集会事務局)
- チラシをダウンロード
- 本シンポジウムは,言語文化教育研究学会の第3回研究集会を兼ねて開催されます。
*全て英語表記でのアルファベット順
プログラムより
7月16日(土)
- 基調講演1(12:50~13:50)
- 久保田竜子(ブリティッシュコロンビア大学)「消費としての学び――言語学習のフレームを問い直す」
- 特定課題セッション(14:00~17:20)
- ロズリン・アップルビー(シドニー工科大学)「日本の英会話学校における白人西洋男性の商品化と消費」
- ハキューン・リー(ジョージア州立大学)「“私達は永遠の英語学習者”――年配ESL学習者の余暇活動としての英語学習」
- 陶堅,大友瑠璃子(香港大学)「民間英語学校教師のアイデンティティの複雑性――ある日本人教師のケース」
- ギャヴィン・フルカワ(東京大学)「コードの曖昧性と日本のテレビにおける英語の商品化」
- 特別セッション(17:30~18:30)
- 笈川幸司「効果的な発音指導と学習者の話す力を引き上げる授業」
7月17日(日)
- 基調講演2(10:00~11:00)
- 神吉宇一(武蔵野大学)「市場化の進む世界における日本語教育のあり方――『語学』から『教育』へ」