開催趣旨
省察的実践家とは,実践を行う中で,普段は言語化,意識化されない実践知を認識し,常に実践と省察を往還し,成長し続ける者と言われています(The reflective practitioner. Schon, D., 1984)。近年,言語教育を取り巻く環境や社会の変化から,教師の専門性についての議論が盛んに行われるようになりました。そのような中で,今回の研究集会は,歯学教育,コーチング,看護教育の実践家をお招きし,各パネリストのストーリーをもとに,専門性が問われるようになった背景,スキルと能力,実践知,省察について,より広い視座から問い直すとともに,私たちが専門家になるプロセスをそれぞれの立場で考えられるような場にしたいと考えています。
- 話題提供者
- 關奈央子(せき・なおこ):東京医科歯科大学 – 歯学
- 関口遵(せきぐち・じゅん):日本体育大学 – スポーツコーチ育成
- 保田江美(やすだ・えみ):国際医療福祉大学 – 看護教育,人材育成
- モデレーター
- 舘岡洋子(たておか・ようこ):早稲田大学 – 日本語教育学,学習・教育心理学)