言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

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第12回 研究集会

プレ企画:「わたしたちの教育」± AI = X
― 問うて、答えて、再び問う ―

話題提供者:笹井 一人さん(茨城大学)

趣旨と概要

第12回研究集会開催にあたって,8月にプレ企画を行います。

AIは,我々の生活に大変便利な存在であるとともに,社会全体に大きな影響を与え続けています。そして「AIと倫理」「AIと芸術」「AIと仕事」など,AIを取り巻く様々な議論も繰り広げられています。特に2022年11月にChatGPTが公開されて以来,人間のように各種コンテンツを作り出す技術,つまり生成型AIに対して世界中で大きな反響が起こり,急速に我々の生活の中に浸透してきました。このような現状の中,学習者による生成型AIの活用について,教育機関の対応は様々です。また,我々教育関係者による生成型AIの活用に関しても,利用の可能性が検討されています。では,ことば・文化・教育・社会にかかわる「わたしたちの教育」は,AIをどう利用し,向き合っていくのでしょうか。

プレ企画では現在,AIを積極的に取り入れている方も,まだAIに対してどう取り組んでいいか迷っている方も,「わたしたちの教育」± AI の現状から,「わたしたちの教育」そのものへの問い直しと,AIとの関わりから見えてくる「問い」を議論していきます。

当日は,茨城大学の笹井一人さん[researchmap]に,AI開発および,教育とAIの現状と動向について話題提供をしていただきます。話題提供を受け,参加者のみなさんが現在抱えている問題点などを共有し,教育とAIに関する「わたしたち」の「問い」を立てたいと思います。そしてその「問い」を本企画につなげ,学習者の面と教育者の両面からの可能性を追求し,将来の言語文化教育の研究に与える影響を議論する場を12月に企画します。ぜひ,みなさんのご参加をお待ちしております。