言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

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第13回 研究集会

テーマ:「キョウセイ」

趣旨と概要

共生ということばが盛んに用いられるようになり、共生にかかわる数多くの教育実践が行われています。しかし、共生ということば自体が持つ意味は多岐にわたり、その実践も様々です。

2025年度の研究集会では、多様な共生観と向き合う場として、共生にかかわる理論や実践をふまえた話題提供とパネルディスカッションを予定しています。参加者のみなさまが持つ共生観を意識化・言語化し、対話を通して、「多様な共生観の共生は可能なのか」にも焦点を当てていく予定です。参加者のみなさまと「キョウセイ」について深め、今後の言語文化教育の研究に与える影響を議論する場を企画します。

  1. 話題提供に基づくパネルディスカッション
  2. 様々な「キョウセイ」について、参加者同士の対話
  3. 口頭発表を柱とする対話の場

企画の詳細については、順次学会Webサイト、facebook等でアナウンスしていきます。

話題提供者 3名

名嶋義直(なじま よしなお) さん
琉球大学 教授
1966年三重県生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。東北大学大学院文学研究科教授などを経て、現在、琉球大学グローバル教育支援機構・大学院地域共創研究科・人文社会科学研究科教授。専門領域は研究面では批判的談話研究、教育面では民主的シティズンシップ教育。日本語教育では長年にわたり日本語教員養成に関わっている。主著に『日本語×民主的シティズンシップ教育』(共著、凡人社、2023年)『リスクコミュニケーション』(編著、明石書店、2022年)『10代からの批判的思考社会を変える9つのヒント』(編著、明石書店、2020年)『民主的シティズンシップの育て方』(編著、ひつじ書房、2019年)『批判的談話研究をはじめる』(単著、ひつじ書房、2018年)、など。
塩原良和(しおばら よしかず) さん
慶應義塾大学 教授
1973年埼玉県生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。東京外国語大学准教授などを経て、現在、慶應義塾大学法学部教授。専門領域は国際社会学・社会変動論。オーストラリアと日本を主なフィールドとして、多文化化する社会に関する研究を進めている。主著に『共生の思考法』(明石書店、2025年)『分断するコミュニティオーストラリアの移民・先住民族政策』(法政大学出版局、2017年)『分断と対話の社会学グローバル社会を生きるための想像力』(慶應義塾大学出版会、2017年)『共に生きる多民族・多文化社会における対話』(弘文堂、2012年)『変革する多文化主義へオーストラリアからの展望』(法政大学出版局、2010年)『ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容』(三元社、2005年)など。
宗像晋路(むなかた しんじ) さん
東京家政大学 助教
2003年より公立小学校にて21年間、学級担任を務めながら国際理解教育・人権教育等を実践的に推進。2013年からは在イラン日本国大使館附属日本人学校に勤務し、研究主任・現地理解教育主任として、国際交流を基盤とした学習活動の企画・実施を担う。帰国後、早稲田大学教育学研究科に進学し、現在博士課程在籍中。2024年度より東京家政大学助教。特別活動・国際理解教育・批判的教育学・人権教育等を軸に、実践と理論を往還する研究を展開している。

「発表」申し込み(7月21日(月)正午締切)

  • 形態: 口頭発表一つの発表時間は合計30分で、その中で発表に対するディスカッションを行なっていただきます。発表のテーマ・内容や形式、時間配分は自由ですが、対話の時間を必ず入れてください。
  • 応募資格: 言語文化教育研究学会の会員であること(
      共同発表の場合は、筆頭応募者か会員であること。未入会の場合は、応募2週間前までに入会手続きをお願いします
    )。
  • 応募方法: 1発表につき、こちらの「発表応募フォーム」からの申し込みが必要です。共同発表の場合は筆頭発表者の方にご投稿をお願いします。
  • 応募締切: 2025年7月21日(月)正午
  • 採択結果通知: 2025年8月4日(予定)