多田孝志×細川英雄 公開対談
「教育実践における『対話』とは何か」
- 中継録画をYOUTUBEで公開しています
- 日時:2015年11月14日(土)15:00~18:00
- 会場:早稲田大学 早稲田キャンパス22号館 7階715教室[アクセス]
- テーマ:教育実践における「対話」とは何か
- 参加資格:なし(どなたでもご参加になれます)
- 参加方法:参加費無料,予約不要(当日,直接会場にお越しください)
- チラシをダウンロード
- お問い合わせ:(言語文化教育研究学会事務局)
- 開催の模様が,『教育新聞』に掲載されました(2015年11月26日付2面より許諾を得て転載)[2016-01-16]
企画主旨
本企画は,多田氏が本学会代表理事である細川氏の著作『研究活動デザイン』(2012,東京図書)に出会い,細川氏が主張する教育研究の在り方や教育実践の方法に共感したこと,そして,細川氏もまた多田氏の教育や研究についての考え方に興味を抱いたことから実現しました。
多田氏は主に日本人児童を対象とする国際理解教育に,細川氏は主に外国人留学生を対象とする日本語教育に,長年にわたり携わって来ました。教育対象や教育現場という観点から捉えれば,両氏はそれぞれ種類の異なる教育活動に携わって来たように見えるかもしれません。しかしながら,対話という概念を軸に両氏がこれまで行ってきた教育実践を捉えようと試みると,そこに多くの共通点を見出すことができます。
今回の対談では,多田,細川両氏が,これまで自身が行って来た教育実践をもとに,教育実践における対話の意味や対話を軸とする今後の教育実践のあり方に関し,語り合います。そこで出された話題や考え方などをもとに,教育実践における「対話」に関し,参加者間で対話が巻き起こることを期待しています。
企画者:横田和子(目白大学),古屋憲章(早稲田大学)
プログラム・発題要旨
- 企画者より企画趣旨説明
- 発題(質疑応答)
- 発題1:多田孝志氏
- 発題2:細川英雄氏
- 発題要旨をダウンロード
- 両発題者による対談「教育実践における『対話』とは何か」(質疑応答)
※本企画は,ライブ・ストリーム中継を予定しております。
対談者紹介
- 多田 孝志(ただ たかし)
- 専門は対話論,国際理解教育論。1945年生まれ。上越教育大学大学院修士課程修了。東京都小学校教諭,海外日本人学校・補習授業校・カナダ公立学校教諭,目白学園中学・高等学校教諭等を経て,現在,目白大学人間学部児童教育学科教授(学部長・学科長)。日本学校教育学会前会長,日本国際理解学会元会長,日本グローバル教育学会常任理事。主な著書『対話力を育てる』『共に創る対話力』『授業で育てる対話力』(以上,教育出版),『光の中の子どもたち』(毎日新聞社),『「地球時代」の教育とは?』(岩波書店)など。
- 細川 英雄(ほそかわ ひでお)
- 1949年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得,博士(教育学)。早稲田大学名誉教授。現在,言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイヤ主宰。研究分野は言語文化教育学,日本語教育。学習者主体の言語教育理論を展開し,言語活動主体としての言語話者のあり方について「ことばの市民」という概念を提案している。著書は『日本語教育は何をめざすか』(明石書店),『研究活動デザイン』(東京図書),『ことばの市民になる―言語文化教育学の思想と実践』(ココ出版)など多数。