
ALCEオープンアクセス化FAQ
- Q.過去の著作物もオープンアクセス化するのか。
- A.いいえ。2025年度末に決定した方針ですので,2026年度から適用されます。
- Q.2026年度からはすべての著作物をオープンアクセス化するのか。
- A.いいえ。まず「言語文化教育アーカイブズ」は,対象ではありません。他にも,プライバシーや1回性の意義などの理由から,二次利用に制限をかける場合があります。その場合は,その旨,明記されます。
- Q.自分の著作物を自分で公開できなくなるのか。
- A.いいえ。原則として著作権は学会に移動していますが,これまでと同じく,公開したり再配布したりすることができます(これまでは,ALCEへの報告が必要でしたが,報告の必要もなくなりました)。ただしその場合,その著作物は,著作権者であるALCEが「CC BY-SA 4.0」のライセンスによって公開しているものであることを表記せねばなりません。
- Q.自分で所属機関のリポジトリに登録する必要はないのか。
- A.学会誌所収の著作物についてはご自身で登録する必要はありません。また,すべきではありません。ALCEがJ-Stageを利用して原版を公開していますので,別に登録するとどれが正式な原版なのかわからなくなってしまいます。また,第23巻からはJ-Stageで「CC BY-SA 4.0」のライセンスによって公開しますので,オープンアクセス化についても問題ありません。
- 一方,学会誌以外の著作物(予稿集・発表スライド・発表の記録等)については,著作者自身で,自身による著作物だけを抜粋して,リポジトリに登録したり,製本して図書館等に納入したりしても問題ありません。ただしその場合も,その著作物が著作権者であるALCEが「CC BY-SA 4.0」のライセンスによって公開していることを表記せねばなりません。
- Q.ALCEが「CC BY-SA 4.0」のライセンスによって公開していることをどう表記すればいいのか。
- A.
- 1.自身の著作物で宣言する場合の例。
- © ALCE 2025. 特に記載がない限り,このXXは「CC BY-SA 4.0」ライセンスの下で公開されています。
- © ALCE 2025. Except where otherwise noted, this XX is licensed under the CC BY-SA 4.0 license.
- 2.他者の著作物を利用する場合,TASL(Title, Author, Source, License)を明記することが推奨されています。
- This chapter is from Abcd Efg Hijklmn (2nd Edition, pp. 12-345) by Opqr Stuvwxyz. The book is licensed under the CC BY-SA 4.0 license. © 2000-2025 Opqr Stuvwxyz.
- 本章は阿位上雄『柿句毛個』(第2版,pp. 12-345)からの転載による。同書はCC BY-SA 4.0のもと公開されている(© 2000-2025 阿位上雄)。
- Q.論文等で引用する場合も「CC BY-SA 4.0」のライセンスが適用されるのか。
- A.いいえ。CCは,著作権法を前提としながら,著作者が自身の持つ著作権の任意の一部を放棄すると明示することで,著作物を自由に流通させようとするライセンスです。つまり,もとより著作権法が著作権は及ばない,とする場合は,CCライセンスは関係がありません。著作権法で,引用は,公正正当に行われる限りできる(32条),と規制の対象とされていないので,CCライセンスにかかわらず,これまでどおり公正正当に引用します。
- ただしCCの著作物でも(特に図・画像等において),著作権者が,一般的な引用出典情報以外に明記すべき情報を指定している場合がありますので,その場合は,法的拘束力にかかわらず,著作権者の意思を可能な限り尊重すべきとの観点から,指定に可能な限り従うべきでしょう。
- Q.「CC BY-SA 4.0」ライセンスの著作物を利用する場合,営利/非営利で扱いは異なるのか。
- A.異なりません。「BY-SA 4.0」では,営利/非営利を問わず,そのライセンスのもとで利用できます。
- Q.ALCEで,年次大会や例会など,企画・運営や発表をするときに,気を付けるべき点は何か。
- A.ALCEでの著作物は,原則として自動的に「CC BY-SA 4.0」のライセンスが適用されます(「言語文化教育アーカイブズ」は除く)。オープンアクセスにしたくない場合は,権利を放棄していないことを必ず明記してください。記載例
- ⓒ 20xx Abcdefg All Rights Reserved.
- ⓒ 20xx 阿位上雄。本稿を無断で複製・使用することを禁止します。
- オープンアクセスできない/すべきでない内容でないか,たとえば,原著者が二次利用を許さない意思をもっていたり,原著者以外の諸権利を含んでいたりしないか,確認するようにしてください。
- 「CC BY-SA 4.0」のライセンスを主張したい場合は,以下のライセンスマークを貼り付けてください。
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参考文献