開催趣旨
くわしいプログラム・発表要旨をダウンロード[2017-08-04]
- 「学習者の批判的能力を育てる活動」
- 「クリティカルシンキングを促す」
- 「実践を批判的(クリティカル)にふりかえる」
このように「批判的」や「クリティカル」ということばをよく見聞きしますが,そもそも批判的やクリティカルとはどういうことなのでしょうか。今回の研究集会は合宿形式で行い,1泊2日にわたってこのテーマについてみんなで一緒に考えたいと思います。研究集会には哲学・教育学者の苫野一徳氏(熊本大学教育学部)をお招きし,本質的思考という観点から「クリティカル」について考えます。参加者には事前に苫野氏の『はじめての哲学的思考』(2017年・ちくま書房)を読んでいただき,研究集会で苫野氏を交えてみんなで議論します。
話題提供者プロフィール:苫野一徳氏
苫野一徳(とまの・いっとく)1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(教育学)。現在,熊本大学教育学部准教授。主な著書に『どのような教育が「よい」教育か』(講談社),『勉強するのは何のため?』(日本評論社),『教育の力』(講談社),『「自由」はいかに可能か』(NHK 出版),『子どもの頃から哲学者』(大和書房),『公教育をイチから考えよう』(日本評論社,リヒテルズ直子氏との共著)などがある。