言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

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特別企画:講演と対話/田島充士さん(東京外国語大学)
「教育実践を理解するためのバフチン・ダイアローグ論――豊かな異文化交流の実現」

  • チラシ:日時: 2018年1月20日(土)14:00~16:00
  • 会場: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館508教室[アクセス
  • 参加費: 1,000円(会員,非会員共通,事前申込制)
  • 定員: 30名(申し込み先着順,定員になり次第,申込締切)[参加申し込み方法
  • チラシをダウンロード

ロシア(旧ソ連)の美学者・M.M.バフチンのダイアローグ(対話)論を教育実践研究に応用するトレンドは,国際的にすでに定着している。実際,バフチンは中等学校の教員として教鞭を執っていたこともあり,教育場面においてみられる具体的な諸現象に対する,彼の議論の解釈力・説明力はかなり高い。

しかしバフチンのいう「ダイアローグ」は,慣れ親しんだ仲間同士の会話というよりもむしろ,異質な文化的背景を持つ他者同士の生産的な接触可能性を志向する概念である。このダイアローグ概念の特殊性を理解せずに,具体的な事象の説明に適用しては,バフチン論が本来持つ,豊かなポテンシャルを活かしきることはできないように思う。本講演では,異文化コミュニケーションの可能性を拓くという視点から,バフチンの議論を読み解く。また関連する実践研究にも触れ,教育実践における諸事象の豊かさを理解する上での,バフチン論の魅力について紹介する。

なお本講演は,発表者が編著者として関わる近刊の研究書『バフチンの対話論を実践的に読み解く:ヤクビンスキー・ダイアローグのことばについて(仮)』(福村出版)をもとに行う。

講師:田島充士さん(東京外国語大学)

2006年筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科心理学専攻修了。博士(心理学),学校心理士。専門は,教育心理学,発達心理学,臨床心理学。現在,東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。[詳しい情報(研究業績等)

田島さんと対話するにあたり参考になる文献
  • 田島充士(2014).ヤクビンスキー・バフチン・ヴィゴツキーの論にみるモノローグ・ダイアローグ概念の展開――社会集団の斉一性と人格の独自性とをめぐって『ヴィゴツキー学』別巻3,1-20.http://hdl.handle.net/10108/87544
  • 田島充士(2014).異質さと向き合うためのダイアローグ――バフチン論からのメッセージ(特集『対話』)『心理学ワールド』64,9-12.[PDF
  • 田島充士(2010).『「分かったつもり」のしくみを探る――バフチンおよびヴィゴツキー理論の観点から』ナカニシヤ出版.
  • Tajima, A. (2017). A dialogic vaccine to bridge opposing cultural viewpoints based on Bakhtin’s views on, dialogue and estrangement. Integrative Psychological and Behavioral Science, 51, 419-431. [doi]

参加申し込み方法

以下の内容をメール本文にご記入の上,monthly@alce.jp(月例会委員会)までお申込み下さい。

  • Subject:田島講演と対話参加希望
  • ご氏名
  • ご所属(よろしければ)
  • 会員/非会員の別
  • (海外から送金を希望される方は「海外送金希望」とお書き添えください)

先着順にて定員まで,受付完了メールをお送りします。受付完了メールが届き次第,参加費1,000円を以下のとおりお振込み下さい。

【a.ゆうちょ銀行で手続きする場合】
記号:00110-9
番号:450275
名義:言語文化教育研究学会
【b.ゆうちょ銀行以外の金融機関で,手続きする場合】
銀行名:ゆうちょ銀行(金融機関コード:9900)
支店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店,店番:019)
口座種類:当座
口座番号:0450275
口座名義:言語文化教育研究学会
【c.海外から手続きする場合】
追ってPaypalを通じご請求メールをお送りいたします。お支払にはPaypalを利用して,クレジットカードまたはPaypal決済にて送金いただけます。
お願い
  • 振り込みの際,振り込み人名義の前に「TJM」と入力してください。
  • 振り込み人名義が登録会員名と違う場合,monthly@alce.jp(月例会委員会事務局)までご一報ください。
  • 送金にかかわる手数料はご負担ください(ゆうちょ銀行口座ATMからの「電信振替」は手数料無料です)。
  • 当日,振込票(または振込名義人であることが確認できるもの)を受付にてご提示ください。

【特別企画】竹田青嗣『欲望論』をめぐって
講演とパネルディスカッション:「『普遍暴力』の原理に対抗する『原理』の創出のための言語ゲーム」

講師:竹田青嗣さん,パネリスト:細川英雄さん,西口光一さん

  • チラシ:日時: 2018年1月30日(火)18:00~20:00
  • 会場: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館715教室[アクセス
  • 参加費: 1,000円(会員,非会員共通,事前申込制)
  • 定員: 30名(申し込み先着順,定員になり次第,申込締切)[参加申し込み方法 >
  • お問い合わせ: monthly@alce.jp
  • チラシをダウンロード

企画主旨

前半は哲学者,竹田青嗣氏が2017年10月に出版した主著『欲望論』をめぐって講演します。『欲望論』は,人間社会の人間的価値をすべて無化する「戦争の原理」「普遍暴力の原理」に対抗するための原理として,竹田氏が構想した哲学の集大成です。信念対立を克服し,いかに戦争を回避するか。「普遍戦争」と「普遍競合」の「現実論理」に根本的に対抗するため,氏は「意味」の原理と「価値」の原理を問い直し,欲望と価値の哲学を打ち立てました。そしてそのことによって,形而上的独断論や懐疑論=相対主義を終焉させ,人間の本質的自由の条件である理性の集合的探求としての「言語ゲーム」の本義の再生を目指します。

本講演は,ウィトゲンシュタインが提出した言語の本質とは何かという問題から出発する竹田氏の言語ゲーム論を中心に,言語を用いて共通了解を生み出していくための哲学原理としての「欲望論」に焦点を当てます。後半は,それを承けて,細川英雄氏と西口光一氏が,「欲望論」を日本語教育の分野におけるそれぞれの問題意識に引き寄せつつ,パネルディスカッションという形で討論します。

どのような社会を構想するべきなのか。それにはどのような哲学原理が必要なのか。そして,ことばの教育に携わる者は,そのような社会の構想に向けてどのような問題意識を持ち,どのように行動すべきなのか。今こそ,方法論に先立つ「意味」と「価値」を問う「ことばの教育」の哲学原理が必要である,という企画者の認識から,本企画を企画しました。ぜひ,この刺激的な議論にご参加ください。

企画者:稲垣みどり(早稲田大学)

※ご参加される方は事前に以下の文献をお読みになることをお勧めします。

  • 竹田青嗣(2017).『欲望論 第1巻――「意味」の原理論』講談社.
  • 竹田青嗣(2017).『欲望論 第2巻――「価値」の原理論』講談社.

講師,パネリスト

講師:竹田青嗣さん(早稲田大学)
早稲田大学国際教養学部教授。1947年大阪生まれ。在日韓国人二世。早稲田大学政治経済学部卒業。哲学者・文芸評論家。在日作家論から出発。文芸評論,思想評論とともに,実存論的な人間論を中心として哲学活動を続ける。大学では,哲学,現象学,現代思想などを担当。プラトン,ニーチェ,フッサール現象学を基礎として,哲学的思考の原理論としての欲望論哲学の集大成として『欲望論』(2017年10月)を刊行。主な著作:『自分を知るための哲学入門』『現代思想の冒険』『ニーチェ入門』(ちくま新書),『現象学入門』(NHKブックス),『言語的思考へ』『近代哲学再考』(径書房),『竹田教授の哲学講義21講』(みやび出版),『人間的自由の条件』(講談社学術文庫),『超解読はじめてのヘーゲル「精神現象学」』(西研と共著),『超解読 はじめてのフッサール「現象学の理念」』(講談社現代新書)『プラトン入 門』(ちくま学芸文庫)『哲学は資本主義を変えられるか』(角川ソフィア文庫)ほか多数。
パネリスト:細川英雄さん(言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイア
言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイア主宰。言語文化教育研究学会代表理事。主な著書に『日本語教育は何をめざすか――言語文化活動の理論と実践』(2002,明石書店),『「ことばの市民」になる――言語文化教育学の思想と実践』(2012,ココ出版)がある。
パネリスト:西口光一さん(大阪大学)
大阪大学国際教育交流センター教授。主な著書に『第二言語教育におけるバフチン的視点――第二言語教育学の基盤として』(2013,くろしお出版),『対話原理と第二言語の習得と教育――第二言語教育におけるバフチン的アプローチ』(2016,くろしお出版)がある。

参加申し込み方法

以下の内容をメール本文にご記入の上,monthly@alce.jp(月例会委員会)までお申込み下さい。

  • Subject:竹田講演とパネル参加希望
  • ご氏名
  • ご所属(よろしければ)
  • 会員/非会員の別
  • (海外から送金を希望される方は「海外送金希望」とお書き添えください)

先着順にて定員まで,受付完了メールをお送りします。受付完了メールが届き次第,参加費1,000円を以下のとおりお振込み下さい。

【a.ゆうちょ銀行で手続きする場合】
記号:00110-9
番号:450275
名義:言語文化教育研究学会
【b.ゆうちょ銀行以外の金融機関で,手続きする場合】
銀行名:ゆうちょ銀行(金融機関コード:9900)
支店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店,店番:019)
口座種類:当座
口座番号:0450275
口座名義:言語文化教育研究学会
【c.海外から手続きする場合】
追ってPaypalを通じご請求メールをお送りいたします。お支払にはPaypalを利用して,クレジットカードまたはPaypal決済にて送金いただけます。
お願い
  • 振り込みの際,振り込み人名義の前に「TKD」と入力してください。
  • 振り込み人名義が登録会員名と違う場合,monthly@alce.jp(月例会委員会事務局)までご一報ください。
  • 送金にかかわる手数料はご負担ください(ゆうちょ銀行口座ATMからの「電信振替」は手数料無料です)。
  • 当日,振込票(または振込名義人であることが確認できるもの)を受付にてご提示ください。