言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

月例会

言語文化教育研究学会では,月に1回(8月と3月を除く),月例会を開催しています。月例会は,あるテーマをめぐり,提供された話題をもとに議論を行うことで,今後の言語文化教育研究の発展につなげていこうとするものです。テーマに沿った話題提供があり,議論の場が開かれるものであれば,形式は自由です。

第49回月例会
第3回年次大会「言語文化教育のポリティクス」プレ企画――わたしたちは何と闘っているの

  • チラシ: 日時: 2017年1月28日(土)14:00~15:45
  • 会場: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館 615教室[アクセス
  • 参加費: 無料
  • 予約: 不要(当日,直接会場にお越しください)
  • お問い合わせ: monthly@alce.jp(月例会委員会事務局)
  • チラシをダウンロード

言語文化教育研究学会第3回年次大会[ご案内]では,言語文化教育の「ポリティクス」を「言語文化教育・学習者,教室・機関等を取り巻く,あるいはその中にある大小の力関係」と定義し,この権力構造を把握した上で,「ポリティクスの網の目を解きほぐし言語文化教育の可能性を広げる」ことをめざしています。

こうした言語文化教育を取り囲む,あるいは内包する「大小の力関係」は多岐にわたり,その要因,構造も様々だと思われます。不安定な雇用形態や雇用者からの要望,同僚の教育観,学生の学習観,あるいは業界外の人からの一言,言語教育を取り巻く環境や政策の変化など,わたしたちが出会う「大小の力関係」は実に様々です。また,一つの事例にさまざまな要因や構造が複雑に絡み合っている場合もあります。

第49回月例会では,年次大会に先立ち,わたしたちが日々出会っている「大小の力関係」を持ち寄り,「何を相手に」「なぜ」を問いながら,皆さんでその構造のいくつかを紐解く場を開いてみようと思います。

この場で考えてみたい「ポリティクス」に関する事例をお持ち寄りください。

(言語文化教育学会月例会委員)

2017年2月9日
月例会企画「田島充士さんとの対話――バフチンおよびヴィゴツキー理論と言語文化教育」

社会文化的アプローチは,バフチンおよびヴィゴツキー理論によって,学習者の発達過程に関する知見を拡張していこうとする分析枠組みです。社会文化的アプローチでは学習者のことばの学習を,社会的文脈=社会文化的枠組みによって構成されるものと規定する一方で,同時に学習を行う者自身の視点や解釈が既存の社会文脈を変更していくとしており,この双方向的な変化を捉える枠組みとして「対話」という視点に注目しています(田島,2010,p. 12)。

本学会の会員には,上述したような社会文化的アプローチにおける言語観,学習観にもとづき,言語教育実践を展開されている方も多いのではないでしょうか。しかしながら,社会文化的アプローチの基盤となるバフチンおよびヴィゴツキー理論は,その難解な記述ゆえに,諸概念の十分な理解に相当な困難を伴います。そこで,本月例会企画では,教育心理学・臨床心理学の立場からバフチンおよびヴィゴツキー研究を展開されている田島充士さん(東京外国語大学)をお招きし,バフチンおよびヴィゴツキー理論をめぐり,対話する機会を設けます。具体的には,田島さんの論考を手がかりに,バフチンおよびヴィゴツキー理論と言語文化教育の関係に関し,参加者全員で対話します。

  • 田島充士(2010).『「分かったつもり」のしくみを探る――バフチンおよびヴィゴツキー理論の観点から』ナカニシヤ出版.
  • チラシ: 日時: 2017年2月9日(木)18:00~20:00
  • 会場: 早稲田大学 早稲田キャンパス22号館 719教室[アクセス
  • 参加費: 無料
  • 事前申込: 不要

講師:田島充士(たじま あつし)さん

2006年筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科心理学専攻修了。博士(心理学),学校心理士。専門は,教育心理学,発達心理学,臨床心理学。現在,東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。

田島さんに関する詳しい情報(研究業績等)

事前準備

まずは,参加者から田島さんに対し,下記の論文の内容に関する疑問をぶつけるところから,対話を始めてみたいと思います。必ず事前に論文を読んだうえで,ご参加ください。

  • 田島充士(2014).ヤクビンスキー・バフチン・ヴィゴツキーの論にみるモノローグ・ダイアローグ概念の展開――社会集団の斉一性と人格の独自性とをめぐって『ヴィゴツキー学』別巻3,1-20.http://hdl.handle.net/10108/87544
  • 田島充士(2016).言葉の理解およびその教育可能性をヴィゴツキー・内言論から捉える――スタニスラフスキー・ポドテキスト論を補助線として『ヴィゴツキー学』別巻4,45-57.http://hdl.handle.net/10108/87545

月例会 話題提供者/発表者&参加者募集

例えば,こんなことをします

  • 研究途上の自身の研究を捉え直したり,多様で広い視点からコメントを得たりするために話題を提供し,参加者たちと議論します。
  • 自身の実践を他者に開いて振り返ったり,その実践に対して多様で広い視点からコメントを得たりするために,参加者たちと議論します。
  • あるテーマを設定し,話題提供を行い,そのテーマに基づいて参加者同士で「カフェ」的に自由に意見交換をします。
  • あるテーマを設定した上で,講演会のような形で語り手を招き,参加者同士で意見交換をします。
  • ある技術,方法,思考法等に関し,ワークショップのような形の体験の場をつくります。体験を題材として参加者同士で議論します。

※会員のみなさまの積極的な応募を歓迎します。月例会委員と協働で開かれた議論の場を創りましょう。

参加方法

話題提供者/発表者
  • 話題提供/発表希望者は,開催日程をご参照の上,希望日とテーマをmonthly@alce.jp(月例会委員会)までご連絡ください。調整の上,後日,月例会委員よりメールにてご連絡いたします。
  • 話題提供/発表は学会の会員に限定しております。話題提供/発表をご希望の方は事前に入会手続きをお済ませください。[入会案内
  • 話題提供/発表は,先着順になります。希望者が多い場合,日程を調整させていただく場合がございます。
  • 話題提供/発表者には,月例会前に話題提供/発表の要旨,論点等の提出をお願いします。また,月例会後に報告(学会会員向けメールマガジンに掲載)の提出をお願いします。
参加者
  • 会員である必要はありません。
  • 参加は無料です。
  • 事前申込は不要です。当日,直接会場にお越しください。

月例会開催日程(2016年度)

2016年度の月例会は早稲田大学22号館にて開催の予定です。

2016年

  • 第41回:4月22日(金)18:00~19:45
  • 第42回:5月28日(土)14:00~15:45
  • 第43回:6月24日(金)18:00~19:45 6月25日(土)18:00~19:45
  • 第44回:7月23日(土)14:00~15:45
  • 第45回:9月24日(土)14:00~15:45
  • 第46回:10月28日(金)18:00~19:45
  • 第47回:11月26日(土)14:00~15:45
  • 第48回:12月16日(金)18:00~19:45 12月17日(土)14:00~16:00

2017年

  • 第49回:1月28日(土)14:00~15:45
  • 第50回:3月25日(土)14:00~15:45

お問い合わせ

月例会に関するお問い合わせは,monthly@alce.jp(言語文化教育研究学会・月例会委員会)まで。