言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

月例会

言語文化教育研究学会では,基本的に月に1回,月例会を開催しています。あるテーマをめぐり,提供された話題をもとに議論を行うことで,今後の言語文化教育研究の発展につなげていくことを目的としています。

特別企画
「教師の「私」が今の実践に辿り着くまで――私を変えたエピソード」
岩瀬直樹さん,神吉宇⼀さん

  • チラシ:日時: 2017年10月27日18:00~19:45
  • 会場: 早稲田大学 早稲田キャンパス 22号館 8階会議室[アクセス
  • 参加費: 無料
  • 予約: 不要(当日,直接会場にお越しください)
  • お問い合わせ: monthly@alce.jp(月例会委員会事務局)
  • チラシをダウンロード

対談: 岩瀬直樹⽒(東京学芸⼤学教職⼤学院准教授)神吉宇⼀⽒(武蔵野⼤学⼤学院准教授)

本企画では,リフレクティブな視点からの教師の成⻑について,岩瀬直樹⽒の実践を通じて考えます。

岩瀬⽒は約20年間,埼⽟県の公⽴⼩学校で,⼦どものリテラシーを伸ばす教育実践を中⼼に様々な実践を⾏ってきました。その後,⼤学で教員養成に携わっています。また岩瀬⽒は,12⽉の本会の研究集会の登壇者の苫野⼀徳⽒と教育理念を共有し,軽井沢⾵越学園を設⽴する発起⼈の1⼈でもあります。岩瀬⽒を軽井沢⾵越学園というまったく新しい「学校」の創設に駆り⽴てるものは何なのか。「公教育」や「学校」の「当たり前」を問う視点はどこから⽣まれたのか。岩瀬⽒いわく,⾃分⾃⾝の実践の「当たり前」を,⾃⼰批判として問い直す視点が,新しい実践の起動⼒となり得たとのこと。本企画はその岩瀬⽒の,ともすれば「痛い」⾃⼰批判につながる実践の「振り返り」を,具体的なエピソードを中⼼に⽇本語教育の分野で活動する神吉⽒が聞きます。

神吉⽒と岩瀬⽒は⼤学時代の同級⽣,悪友・親友として,けなしあったり認め合ったりしながらそれぞれの分野で教育実践を続けてきました。⼩学校教員を経て⽇本語教育の世界に⼊った神吉⽒ならではの視点で,岩瀬⽒の実践を⽇本語教育の⽂脈におろして考えます。⽇本語教育や⾔語教育を実践するわれわれにとっての「当たり前」とは何だろうか?⽇本語教師の「私」の現場では,相変わらず知識やスキルの積み上げを⽬標としがちになっていないだろうか?神吉⽒が聞き⼿となり,岩瀬⽒の実践を変えたエピソードを引き出すことにより,岩瀬⽒の教育⼀般の問題提起を⽇本語教育の⽂脈における議論に発展させます。

本企画の⽬指すゴールは,本会の終わりに,参加者が⾃らの中にある,⾃分にとっての「当たり前」を問い直し,⾃分の中にある,「もやもや」や「違和感」を意識化し,それをすっきりさせることなくそのまま⾃分の「問い」として持ち帰ることです。対談の終わりには参加者が⾃由に⾃分の実践について語る時間も設けます。

カタルシスなき「もやもや」を,明⽇からの「私」の実践に持ち込むこと。それが,参加者が⾃らの「問い」を考え続け,教室・学びの場をダイナミックに変⾰することにつながることを願って,この対談を企画しました。

ラーニングバー形式,お好きなお飲み物,おつまみ,ご持参歓迎です。会場でも飲み物,おつまみを用意してお待ち致します。もちろん手ぶらでも大丈夫です。

2017年度月例会のご案内

言語文化教育研究学会では,学会発足以前の研究会時代から現在に至るまで,月例会を定期的に開催してきました[参考:開催記録]。月例会の目的は,あるテーマをめぐり,提供された話題をもとに議論を行うことで,今後の言語文化教育研究の発展につなげていくことです。

これまで毎回の月例会開催にあたり,次の点に留意してきました。

  • 多様な現場からの多様な実践や問題意識に関し,できるだけ多くの方々に話題提供していただく。
  • 話題提供者により設定されたテーマをめぐり,議論を展開する。

月例会は,通常の学会における研究発表会等とは,質的に異なります。研究発表会などでは,基本的に発表者が自身の研究に関し,発表することが重視されています。そのため,質疑応答の時間が設けられていたとしても,発表者から参加者への一方向的な伝達になりがちです。これに対し,月例会においては,提供された話題をもとに,参加者全員で議論することを重視してきました。

以上のような経緯を踏まえ,今後,月例会では,話題提供者と月例会委員間で事前にやりとりすることをとおして,提供される話題や議論の場のデザインを協働的に構築することを重視したいと思います[関連:月例会委員会]。具体的には,主に次の二つの点に関し,話題提供者と月例会委員で事前にやりとりを行います。

  1. どのように説明すれば,自身の実践や問題意識が文脈を共有していない実践者(参加者)に理解してもらえるか。
  2. (説明にもとづき)参加者にどのような問いを投げかけるか。

話題提供者は,月例会委員とのやりとりをとおし,自身の実践や問題意識に関する説明を精緻化するとともに,自身の実践や問題意識を題材に議論する場をデザインします。

話題提供者と月例会委員との協働により,多様な方々から提供される様々な実践や問題意識を題材に開かれた議論が展開される場,それがALCEの月例会です。会員のみなさまの積極的な応募を歓迎します。

例えば,こんなテーマで議論します

ことばと文化の教育に関わるテーマであれば,どのようなテーマでもかまいません。言語教育(日本語教育,外国語教育,国語教育)に留まらず,異文化間教育,生涯教育,芸術教育,演劇教育,教育哲学,教育社会学,教育心理学,教育人類学等,多様なテーマを歓迎します。

例えば,こんな場を創ります

  • 研究途上の自身の研究を捉え直したり,多様で広い視点からコメントを得たりするために話題を提供し,参加者たちと議論します。
  • 自身の実践を他者に開いて振り返ったり,その実践に対して多様で広い視点からコメントを得たりするために,参加者たちと議論します。
  • あるテーマを設定し,話題提供を行い,そのテーマに基づいて参加者同士で「カフェ」的に自由に意見交換をします。
  • あるテーマを設定した上で,講演会のような形で語り手を招き,参加者同士で意見交換をします。
  • ある技術,方法,思考法等に関し,ワークショップのような形の体験の場をつくります。体験を題材として参加者同士で議論します。

参加方法

話題提供者/企画者
  • 話題提供/企画希望者は,開催日程をご参照の上,希望日,お名前,ご所属,およびテーマをmonthly@alce.jp(月例会委員会)までご連絡ください。調整の上,後日,月例会委員よりメールにてご連絡いたします。
  • 話題提供/企画は学会の会員に限定しております。話題提供/企画をご希望の方は事前に入会手続きをお済ませください。また,共同で話題提供を行う場合は,話題提供者のうち,1名以上が会員である必要があります。[関連:入会案内
  • 話題提供/企画は,先着順になります。希望者が多い場合,日程を調整させていただく場合がございます。
  • 話題提供者/企画者には,月例会前に話題提供/企画の要旨,論点等の提出をお願いします。また,月例会後に報告(学会会員向けメールマガジンに掲載)の提出をお願いします。[関連:会員向けメールマガジン
参加者
  • 会員である必要はありません。
  • 参加は無料です。
  • 事前申込は不要です。当日,直接会場にお越しください。

月例会開催日程(2017年度)

2017年
第50回: 4月22日(土)14:00~16:00
第51回: 5月27日(土)14:00~15:45
第52回: 6月23日(金)18:00~19:45
第53回: 7月22日(土)14:00~15:45
第54回: 12月15日(金)18:00~19:45
2018年
第55回: 2月17日(土)18:00~19:45

関連: 各回の開催記録(当日のスライド等)

※そのほかに学会特別企画(講師を招いての講演会,ワークショップ等)の開催を検討中です。詳細は決定し次第,お知らせします。

お問い合わせ

月例会に関するお問い合わせは,monthly@alce.jp(言語文化教育研究学会・月例会委員会)まで。