言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

第7回年次大会 2021年3月5~7日
テーマ:「アートする」教育
(金沢21世紀美術館/オンライン)

協賛

  • CASIO計算機(株)
  • グットハーモニー協同組合
  • (株)くろしお出版
  • (株)ココ出版
  • (株)スリーエーネットワーク
  • (株)大修館書店

注意事項

発表のご応募ならびにご参加に際しては,以下の注意事項をご確認いただきますよう,よろしくお願いいたします。

  1. オンライン発表中に発生したトラブルにつきましては,当学会はその責任を負いません。また,原則として参加費の返金には応じかねます。
  2. オンライン発表に必要な機器や通信等の費用は,発表者の自己負担でお願いいたします。
  3. オンライン発表時の発表者側および参加者側のコンピュータやZoomの操作,インターネット接続等の問題については,学会からのサポートや対応はありません。
  4. Zoomのミーティングに参加するためのURLおよびパスワードは参加登録後にお知らせします。URLおよびパスワードの情報は絶対に他の人に教えないでください。
  5. 当日は申し込み時にご登録いただいたものと同一の氏名を表示の上でご参加ください。
  6. 受信映像の録画,録音,画面キャプチャを禁止します。発表内容に関しては,HPより予稿集を各自ダウンロードしていただき,そちらでのご確認をお願い致します。
  7. 円滑な進行の妨げとなる行為が見られた場合,主催者によってミュート操作が行われたり,接続が切断されたりする可能性があります。
  8. プログラムは,インターネット接続の問題等により予告なく変更する場合があります。
  9. 大会会場での対面によるワークショップやオンライン発表は,コロナの感染拡大の状況や,トラブル発生による当該発表の中止等によって予告なく中止させていただくことがあります。

テーマ趣旨: 「アートする」教育

私たちは,今大会のテーマを「アートする」教育としました。あらゆる正統性や規範から自由になるための力,権力や抑圧に抵抗するための力,そして,勇気を育む領域がアート/芸術です。そうだとするならば,ことばによって新しい社会を創造することをめざす言語文化教育にこそ,アート/芸術の力が必要です。そして,言語文化教育がことばを学ぶことを通して,人々の自由を実現することをめざすなら,言語文化教育もまた一つのアートでなければなりません。

今,私たちは,人類の危機と向き合っています。この新型コロナウイルス感染症によって生み出された状況は,人々をあらゆる方法で分断していきます。国境によって,そして経済によって,信念によって,私たちの社会はより断絶を深めています。より合理的なものが評価され,あらゆる資本が持つものと持たざるものに分かれていきます。本当に恐れるべきものは疫病そのものではなく,人々が互いを分断し,創造性や自由を失っていくことにあるのではないでしょうか。こうした人類の危機を救うための教育研究が今ほど求められている時はないかもしれません。

そこで,言語文化教育研究学会は「アートする」教育をテーマに,分断を乗り越え,人と人が出会い,話し合うことの意味を見つめ直し,新しい社会を創造する言論活動を展開したいと考えています。金沢21世紀美術館/オンラインという二つの場で,皆様をお待ちしています。

(企画担当:松田真希子,嶋津百代,井本由紀,三代純平)

プログラム等

大会シンポジウム: アートが拓くことばの教育の未来

シンポジスト/プロフィール
岩瀬直樹(いわせなおき・軽井沢風越学園)
photo東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として,4校で22年間勤め,学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2015年に退職後,東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座 准教授として就任。2016年12月,一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団設立に参画し,副理事長就任。2019年10月学校法人軽井沢風越学園設立,理事就任。軽井沢風越学園の校長および軽井沢風越幼稚園の園長を兼任。教師教育学会所属。
主な著作
  • 『「校内研究・研修」で職員室が変わった!――2年間で学び続ける組織に変わった小金井三小の軌跡』(学事書房 2020年)(共著)
  • 『せんせいのつくり方“これでいいのかな”と考え始めたわたしへ』(旬報社,2014年)(共著)
  • 『最高のチームになる!クラスづくりの極意』(農文協,2011年)
熊倉敬聡(くまくらたかあき・元慶應義塾大学,Ourslab.共同代表)
photo慶應義塾大学経済学部卒,パリ第7大学博士課程修了。博士(文学)。元慶應義塾大学教授,元京都造形芸術大学教授。博報堂University of Creativity講師。フランス文学・思想,特にステファヌ・マラルメの貨幣思想を研究後,コンテンポラリー・アートやダンスに関する研究・批評・実践等を行う。大学を地域・社会へと開く新しい学び場「三田の家」,社会変革の“道場”こと「Impact Hub Kyoto」などの立ち上げ・運営に携わる。主な著作に『藝術2.0』(春秋社),『瞑想とギフトエコノミー』(サンガ),『汎瞑想』,『美学特殊C』,『脱芸術/脱資本主義論』(以上,慶應義塾大学出版会),共編著に『黒板とワイン――もう一つの学び場「三田の家」』,『女?日本?美?』(以上,慶應義塾大学出版会),『セルフ・エデュケーション時代』(フィルムアート社)などがある。
藤井光(ふじいひかる・美術家)
photo1976年生まれ。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA修了。アーティスト。過去と現代を創造的につなぎ,歴史や社会の不可視な領域を批評するインスタレーション作品を制作している。主な展覧会に「もつれるものたち」(東京都現代美術館,2020年),「核と物」(KADIST,パリ,2019年),「あいちトリエンナーレ2019:情の時代」(2019年),「Zero Gravity World」(ソウル市立美術館,2019年),「第一の事実」(ISCP,ニューヨーク,2018年),「How little you know about me」(国立現代美術館,ソウル,2018年),「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館,2018年)。「日産アートアワード2017」グランプリ(2017年),「Tokyo Contemporary Art Award」を受賞(2020年)。
三澤一実(みさわかずみ・武蔵野美術大学)
photo東京芸術大学大学院修了。埼玉県の公立中学校美術科教諭,埼玉県立近代美術館主査,文教大学教育学部准教授を経て,2008年より武蔵野美術大学教授。
研究テーマは美術教育。鑑賞教育。学校,社会との連携活動の研究。
武蔵野美術大学着任と同時に「旅するムサビ」を主宰し,学生と全国各地の学校で鑑賞ワークショップや黒板ジャックを展開。13年間で27都道府県と海外の延べ約400校で実施。「旅するムサビ」は2017年にグッドデザイン賞受賞。近年は旅するムサビから派生した朝読書に代わる週1回の「朝鑑賞」の取り組みを推進。朝10分間の絵画作品などの鑑賞により,生徒のメタ認知や学力向上の効果を確認。その普及に努める。
平成20年度版小学校学習指導要領図画工作編作成協力者。平成29年度版中学校学習指導要領美術編作成協力者。主な著書に『美術の授業のつくりかた』武蔵野美術大学出版局2020ほか。

一般公開トークセッション:表現の自由をめぐる交渉

登壇者プロフィール
藤井 光(ふじい・ひかる)
photo1976年生まれ。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA修了。アーティスト。過去と現代を創造的につなぎ,歴史や社会の不可視な領域を批評するインスタレーション作品を制作している。主な展覧会に「もつれるものたち」(東京都現代美術館,2020年),「核と物」(KADIST,パリ,2019年),「あいちトリエンナーレ2019:情の時代」(2019年),「Zero Gravity World」(ソウル市立美術館,2019年),「第一の事実」(ISCP,ニューヨーク,2018年),「How little you know about me」(国立現代美術館,ソウル,2018年),「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館,2018年)。「日産アートアワード2017」グランプリ(2017年),「Tokyo Contemporary Art Award」を受賞(2020年)。
星野 太(ほしの ふとし)
photo1983年生まれ。美学,表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在,早稲田大学社会科学総合学術院専任講師。著書に『崇高の修辞学』(月曜社,2017年),共著に『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス,2013年),『ソーシャリー・エンゲイジド・アートの系譜・理論・実践』(フィルムアート社,2018年),『ことばを紡ぐための哲学』(白水社,2019年),共訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(人文書院,2016年)など。
鷲田 めるろ(わしだ めるろ)
photo1973年生まれ。十和田市現代美術館館長。東京大学大学院修士課程修了。金沢21世紀美術館キュレーター(1999年から2018年)を経て現職。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。主な企画に「妹島和世+西沢立衛/SANAA」(2005年),「アトリエ・ワン いきいきプロジェクトin金沢」(2007年),「金沢アートプラットホーム2008」,「イェッペ・ハイン 360°」(2011年),「島袋道浩:能登」(2013–2014年),「坂野充学 可視化する呼吸」(以上金沢21世紀美術館,2016年),「越後正志 抜け穴」(ギャラリー無量,2017年),「Identity」(nca | nichido contemporary art,2019年),「インター+プレイ」(十和田市現代美術館,2020年,金澤韻との共同企画)など。