言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

月例会・例会の開催記録

2019年度の記録

第60回:4月20日「新自由主義と言語教育」

  • チラシ 日時: 2019年4月20日(土)14:00〜16:00
  • 会場: 早稲田大学 早稲田キャンパス22号館 8階会議室[アクセス
  • 話題提供:
    • 本林響子さん(お茶の水女子大学)
    • ウィル・シンプソンさん(東京理科大学)
    • 吉田孝子さん(スペイン・リェイダ大学大学院)
  • 参加方法: 申し込み不要.当日,直接会場にお越しください。
  • お問い合わせ: project@alce.jp(企画委員会)
  • チラシをダウンロード

新自由主義とは1970年代後半から世界中で見られる政治的・経済的変化のことを指します。これはいくつもの抜本的な変化を内包する用語で,グローバルな規模でみられる人や資本,文化の行き来,教育のように以前は公共サービスであったものが民営化・市場化されること,労働者の権利や労働組合の権威の低下,市場中心の社会,そして集団よりも個人を擁護するイデオロギーの蔓延を含みます。

では新自由主義はいかにして言語教育に影響を及ぼしてきたのでしょうか? 私たちは「言語教師」や「言語学習者」という存在なのでしょうか,それとも「サービスを提供する者」や「顧客」という存在になりつつあるのでしょうか? 教養や文化的・精神的成長のために言語を学ぶのでしょうか,それとも言語とは市場での競争により有利になるために獲得する「モノ」なのでしょうか?

本例会では,3名による以下の発表と参加される方々との意見交換を通して,これらの問いについて議論します。

  1. 新自由主義とは何か?(吉田孝子)
  2. 教師による労働の抹殺と新自由主義的学習者ー消費者(ウィル・シンプソン)
  3. 新自由主義的主体としての言語教師とその社会言語的軌跡(本林響子)