言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

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第10回 研究集会
(2022年12月10日オンライン開催)

テーマ:「現場」×対話 2022 ― “キミはまだ現場を知らない”から考える

趣旨

12月の研究集会本企画では,プレ企画での議論を引き継ぎつつ,話題提供者による鼎談を行います。現場の背後にある哲学・世界観・社会状況・構造と現場に埋め込まれている自他の考えなどについて,グループディスカッションをして掘り下げていきます。これらによって,参加者が自他の現場に新たな意味や展望を見出したり,他の現場(の人)との関係を作ったりするきっかけとなればと思います。

プログラム

9:45〜
zoomルーム開室
10:00〜
オープニング・趣旨説明・参加方法説明
10:15〜
「現場」×対談2022 ― “キミはまだ現場を知らない”から考える
  • 話題提供者:両角遼平(広島大学大学院),後藤賢次郎(山梨大学)
2人は学校教育に関わる,大学院生と大学教員です。2人にとって現場とは,小中高の学校や大学教員養成課程が挙げられるのですが…その現場の様子について語ったり,よりよい実践を提案したりしようとする時,普段は“現場にいないこと”,“現場を知らないこと”を,“現場にいる人”や“現場を知っている人”に指摘されたり自ら気にしたりして,ちょっとした緊張関係(?)を感じることがあるそうです。こうした経験を,両角さん=現場にいない人,後藤さん=現場にいる人(元現場にいない人)と見立て,双方の立場から語ってもらいます。2人の言い分の背後には,現場ってどういう場なの? どこまでが現場なの? 現場を知っているとは? なぜそう捉えるの? などといった,現場に関する哲学や世界観,構造や,そこでの自分たちの在り方などの論点が潜んでいそうです。そして,両角さんと後藤さん(=現場にいない人と,いる人)の緊張関係がほぐれ,共にワクワクしていくにはどうしたら良いのでしょう? いや,緊張関係は必要なのかも? また,この話題は学校教育だけに限ったものでなく,広く未経験者が現場に入っていくときに見られそうですね。ご自身(の現場)に置き換えた時に,あなたは何を思いますか?
10:45〜
休憩
11:00〜
グループディスカッション
話題提供を踏まえ,少人数のグループに分かれ「現場」について議論します(参加者人数によって,途中でグループの入れ替えを行うこともあります)。
主に,以下について意見を交わします。
  1. 自分のフィールドや立場について話そう
  2. 自分にとって“現場”とは何だろう
  3. (話題提供の学校教育に限らず)現場をめぐってぶつかることや話が合わないことはある?なぜぶつかってしまう? ぶつかる者同士の背後にある考えは? 現場を知っているとは?
11:50〜
全体共有
12:10〜
クロージング

皆さんは,「現場」と聞いて何を思い浮かべますか? 皆さんの現場は,どんなところですか? それらにどんなイメージをお持ちですか? 例えば,学校現場,工事現場といった専門家が集う場所であったり,台風情報のライブ中継で,アナウンサーが「現場からは以上です」と,まさに今,そこで起きているリアルを伝える場面が浮かんだりするでしょう。

発表者募集:締切ました

“現場”に関わる,対話的発表セッションの発表を募集します。

  • 一つの発表時間は合計40分で,その中で発表に対するディスカッションを行なっていただきます。論文形式,ポスター形式等,発表形式及び時間配分は自由ですが,対話の時間を必ず入れてください。
  • 趣旨にもありますように,メイン企画の現場に関する鼎談に,対話的発表セッションの発表者の方に参加をお願いすることがあります。
  • 応募資格:言語文化教育研究学会の会員であること(共同発表の場合は,筆頭応募者が会員であること。未入会の場合は,応募2週間前までに入会手続きをお願いします)
  • 一発表につき,「発表応募フォーム [Google Forms]」「発表概要フォーム [Google Forms]」の2点が必要です。どちらか一つだけではご応募となりませんのでご注意ください。
  • 発表者お一人ずつ「発表応募フォーム」にご記入の上,ご応募お願いします(共同発表の場合も,お一人ずつお願いします)。
  • 「発表概要フォーム」は筆頭発表者の方にご投稿をお願いします。
  • 採択結果通知:10月末(予定)→【2022年10月28日(金)応募締切】。
  • 発表参加登録費: 2,000円
  • 問い合わせ: meeting@alce.jp(研究集会事務局)