言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

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第10回研究集会プレ企画
届け!私の「現場からは以上です!」

2022年6月26日:オンライン開催[開催報告を読む

2022年度,研究集会では「届け!私の「現場からは以上です!」」をテーマに,様々な分野の人々とお互いの「現場」を見つめ直す企画を進めていきます。

皆さんは,「現場」と聞いて何を思い浮かべますか?皆さんの現場は,どんなところですか?それらにどんなイメージをお持ちですか?例えば,学校現場,工事現場といった専門家が集う場所であったり,台風情報のライブ中継で,アナウンサーが「現場からは以上です」と,まさに今,そこで起きているリアルを伝える場面が浮かんだりするでしょう。

そんな中,コロナ禍の影響もあり,生活のあらゆる「現場」におけるコミュニケーションの多くが,いまや画面越しに,また場所と時間を超えて行われるようになりました。学校ではオンライン授業,職場ではオンライン会議が行われ,趣味や余暇ではSNS…が,広く一般的になりつつあります。今まで,その現場に行かなければできなかったことができるようになったり,現場の関係者の輪が広がったり,オンライン会議等でお部屋の様子などその人の背景が分かるものがチラッと見えてトキメキを感じたり…これまでの私たちの「現場」のイメージが広がって,新たな可能性を感じている人もいるのではないでしょうか。その一方で,例えば現場が直接的でリアルなものだけでなく,「よく一緒になるけど,そういえばここ2年○○さんと直接会ってないな…」と,間接的でヴァーチャルなものにもなってきていることに,複雑な思いを持っている人もいるかもしれません。

そこで,研究集会では,お互いの現場を覗き合ってみて,さらなる可能性や刺激を感じたり,自他の現場の良さや課題に気づき,見つめ直す場を作りたいと思いました。

プレ企画は,はじめに現場紹介ということで,話題提供者に現場の実態について,そこで行っている活動と目的,こだわりなどのナマの声を共有します。その上で,参加者それぞれが自身の現場を見つめ直す交流の場として,学校や教室といったイラストを組み合わせて自分の現場を表現する,「現場マップ」を作成する活動を行います。(参加申込みをされた方には,後日zoom情報と共に「現場マップフォーマット」をお送りいたします。また,本HPにも掲載予定です)。

お互いの現場マップを見比べてみると,思わぬ共通点や違い,良さや課題などの発見があるかも知れません。「届け!私の「“現場”からは以上です!」と,あなたの現場を届け合い,現場について一緒に考えてみませんか。

ご参加をお待ちしています。

「現場マップ」とは!?

参加者の皆さんにとっての「現場」を,図に表したものです。今回の研究集会プレ企画では,この現場マップを作り,共有することで,お互いの「現場」を見つめ直す時間を設けます。現場マップは基本的に,あくまで基本的に,以下のパーツを組み合わせることで作成してもらいます。

  • 「場所」パーツ: あなたの活動している「場所」を表現するパーツ
  • 「人」パーツ: あなたを含め,現場で関わっている「人」を表現するパーツ
  • 「関係」パーツ: その現場と現場や,現場の中の人たち同士の「関係」を表現するパーツ
  • 「思い/想い」「キャプション」パーツ: その現場に対するあなたの「思い/想い」や具体を表現するパーツ
現場マップ作成にあたって
  • 作成例を掲示します。この例の通りに表現しなくて全く問題ありません。影響されずに表現したいなぁという方も大歓迎です!
  • プレ企画当日1週間前を目処に,zoomのリンクと,この現場マップのフォーマット(PowerPointファイル)をお送りいたします。可能な方は,事前に作成していただけると,当日共有する時間が多く持てますので,よろしくお願いいたします。
  • 各パーツのアイコンは,こちらで用意したものを使ってもらっても,参加者の皆さんのお気に入りのアイコン,イラスト等でも構いません。色も,作成例は白黒が基調になっていますが,ご自由に表現してみてください。
  • 手書きしたものでもOKです。プレ企画当日は,それをzoom画面越しに見せていただいたり,スマホ等で撮ったものを画面共有したりしてください。
  • 意外と…作成に時間がかかったり,考えさせられたりします!なんだか上手く表現できないモノ・コトも出てくるでしょう。作成例を示した委員も,描ききれていない気がしています。そのモヤモヤを切り口に,当日「現場」について議論していきましょう

「現場マップ」作成例はこちら