言語文化教育研究学会:Association for Language and Cultural Education

2020年度 例会

【第68回:7月25日】オンライン開催
幸福大国・デンマーク流教育のかたち――フォルケホイスコーレ(大人のための学校)への留学と,学校訪問の体験を通して見えたもの
(宇佐川拓郎さん)


話題提供: 宇佐川 拓郎さん(小鹿野町地域おこし協力隊)

日本の新学習指導要領が幼稚園より順次施行が始まっている。そこでは,日本の公教育の「方向転換」の一部分を垣間見ることができるように思われる。その「新しい教育のあり方」におけるヒントの一つが,北欧,中でも近年,幸福大国とも位置付けられるデンマークに落ちているのではと,私は感じた。

デンマークには,農民や市民の力で「民主的な教育環境」を築いてきた歴史がある。それは,フォルケホイスコーレ運動やフリースクール運動として準備され,教育の民主化を担い,デンマーク社会の民衆主導の近代化においても見逃せない影響を及ぼしてきたと言える。中でもフォルケホイスコーレは,大人のための学校とも呼ばれ,全寮制のもと18歳以上の大人が学びと寝食を共にすることで,相互作用による「生の啓発」が起こる場として独特かつ重要な存在感を放ってきた。

そんなデンマークの教育と市民社会の民主化に影響を与えてきた学校に魅惑されて,私はフォルケホイスコーレの一つに留学することに決めた。そこでの実際の体験を報告することを通して,日本の「これからの教育」を考えるきっかけ作りができれば幸いである。

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【第67回:6月27日】オンライン開催
「日本社会」の再創造に向けて――New Face of Japanプロジェクトが果たす役割
(オーリ リチャさん)

話題提供: オーリ リチャさん(千葉大学)

今回,話題提供するオーリ リチャさんは,昨年10月に「もっと多様でインクルーシブな日本社会へ」をモットーにNew Face of Japan(ニュー フェース オブ ジャパン)プロジェクトを立ち上げた。

日本には様々な背景を持つ人たちが住んでいるという現実がある。しかし,その現実に追いついていないマジョリティ側の自覚が課題として立ちはだかる。New Face of Japanプロジェクトでは,その課題に焦点を当て,本質を明らかにし,日本社会の構成員全員で共有し,議論し合いながら解決の糸口を模索する場作りを目指す。主にインスタグラム,フェイスブック,ツイッターなどのSNSを通して活動を公開している。具体的には,不安,苦痛,疎外感などのような生きづらさを抱える当事者にインタビューを行い,その語りを公開し,語りから浮かび上がったテーマをポスターとして表現する等の活動が行われている。

今回の例会では,オーリさんからNew Face of Japanプロジェクトのコンセプトと活動内容を紹介していただいた上で,日本社会の構成員一人ひとりをいかに「日本社会」をインクルーシブ化する運動に巻き込んでいくかを議論する。

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【第66回:4月26日】オンライン開催
外国語教育の新しい形を求めて――英語以外の外国語を学ぶ意義と,その実践について考える
(池谷尚美さん,阪堂千津子さん,西香織さん)

  • チラシ 日時: 2020年4月26日(日)15:00〜17:00
  • 会場: 早稲田大学 早稲田キャンパス22号館 502教室(予定)[アクセス
    新型コロナウイルス感染拡大のため,オンラインでの開催に変更いたします。
  • 参加方法: 参加費無料.申し込み不要.当日,直接会場にお越しください。
    参加をご希望の方はZOOMミーティング971546667よりご参加ください。当日はzoom上で話題提供者と参加者、あるいは参加者どうしで話し合う場も作れればと考えております。奮ってご参加ください。
  • お問い合わせ: project@alce.jp(企画委員会)
  • チラシをダウンロード

話題提供: 池谷尚美さん(横浜市立大学),阪堂千津子さん(武蔵大学),西香織さん(明治学院大学)

当例会では,英語以外の外国語教育と社会に「つながる」言語教育についての意義を考えていきます。様々な背景を持つ人たちが日本で暮らしている現在,言語教育が社会で果たす役割やその方向性も変化しているのではないでしょうか。また,外国で日本語を教える場合,その意味や目的はその社会とどのように結びついているのでしょうか。

話題提供者3名は,今まで「価格」「音楽」「街の標識」「平昌オリンピック」「外国人が日本で感じる違和感」「日本旅行で使える表現集」をテーマにそれぞれの言語クラスでプロジェクト学習を行い,その結果をお互いの学生同士で共有し,相互学習につなげる取り組みを行ってきました。当例会では,今までの3言語共同プロジェクト全体を振り返り,それを基にして,これからの外国語教育の在り方や今後の方向性を議論します。

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