2021年の交流会
第19回:2022年1月22日【オンライン開催】
ヒューマンライブラリー「日本人のマジョリティ性」
2022年1月22日に第19回交流会を開催しました。今回の交流会は「日本人のマジョリティ性」というテーマを設定し,7名の「本」役をお迎えしてヒューマンライブラリーという形で実施しました。
あえて「マジョリティ性」という言葉を用いることにより,「本」「読者」スタッフを含む参加者が自分の中のマジョリティ性とマイノリティ性を意識化し,その二項対立を乗り越え,インクルーシブな社会のつくり手としてどのようなアクションが起こせるのか考えるきっかけが生まれることを期待しました。当日のグラレコもご紹介いたします。
- 日時:2022年1月22日(土)13:00~15:50
- 会場:Zoom開催(ログイン方法は申し込み完了後に送付いたします。)
- 参加資格:会員に限らずどなたでもご参加いただけます。
- 申込締切:定員につき締め切りました。
- 参加費:無料
- 共催:言語学系学会連合
- お問い合わせ:interact@alce.jp(交流委員会)
- 詳細:チラシをダウンロード
ヒューマンライブラリーをご存知ですか?
その名のとおり,「人の図書館」です。人が「本」になり,その人の生き方や人生を語ります。「読者」は「本」を30分間借りることができ,「本」の語りを聴きます。お約束は「本」を傷つけないこと。「語り」に耳を傾け,尊重すること(申込み時,同意書にサインをお願いいたします)。
第19回交流会では,「日本人のマジョリティ性」というテーマのもと,ヒューマンライブラリーを行います。7人の本の方の語りから日本人のマジョリティ性について考えたいと思います。
注意事項
- オンライン対話シーンの録音録画は禁止いたします。
- 対話の内容は,この対話空間だけの話にしてください。許可なくSNS等で拡散しないでください。
- オンライン接続後は,主催者・ホストの指示に従ってください。
第18回:2021年11月20日【オンライン開催】
言語教師としての自身の経験を振り返る――「専門性の三位一体モデル」を使ったワークショップ
- 日時: 2021年11月20日(土)15:30~17:30
- 会場: Zoom開催
- 参加資格: 参加費無料。会員/非会員は問いません。
- 本企画は第78回例会「日本語教師の専門性を考える」(11月13日開催)と連動しています(参加無料,定員なし)。例会では,WSにつながる説明がありますので,参加ご希望の方は,ぜひ例会へのご参加もお願いします。
- WSではpadlletを使用しますので,パソコン等でのご参加,またカメラをオンにした状態(顔出し)での参加をお願いいたします。ワークショップの進行上,途中からの参加はご遠慮ください。
- 申込方法: 定員につき締め切りました。
- お問い合わせ: interact@alce.jp(言語文化教育研究学会交流委員会)
- チラシをダウンロード
みなさんは言語教師として日々の実践において,どのように自身が目指す言語教育を実現しようとしていますか。
第18回交流会では,言語教師としての教授経験を振り返ることをとおし,自身の理念を考えるワークショップを行います。振り返りのツールとしての「専門性の三位一体モデル」(参考資料参照)を使用します。自らの教授経験を振り返ることをとおし,言語教師としての自身をより深く理解すること,さらに,自身の理念をもとにどのようにすれば自分がめざす言語教育が具現化できるかについて対話する場となることをめざします。
当日はできるだけ語り合いの時間を多く設けることにより,お互いの言語教師としての経験を共有できる場にしたいと思っています。みなさんのご参加をお待ちしております。
参考資料
第17回:2021年9月4日【オンライン開催】
外国につながる高校生の大学進学―受験制度を捉え直してみよう
- 日時: 2021年9月4日(土)14:00~16:00
- 会場: Zoom開催
- ログイン方法は申し込み受付後に通知します。
- ウェビナーではありません。グループ対話時は,画面オン,ミュート解除をお願いします。
- 参加資格: 参加費無料,会員に限らずどなたでもご参加いただけます。ただし当日は、すべての時間(14:00~16:00)の参加をお願いします。
- 申込方法: 定員につき締め切りました。(定員25名:先着順/定員に達し次第締切)
- お問い合わせ: interact@alce.jp(言語文化教育研究学会交流委員会)
- チラシをダウンロード
外国につながる高校生が日本の大学に進学する時,どのような問題に直面するのでしょうか?それは,日本の学校で教育を受けてきた日本人の高校生たちが経験する問題と,どのように異なるのでしょうか?
第17回交流会では,このテーマについて参加者のみなさんと理解を深めていきたいと思います。はじめに,これまで外国につながる高校生の進学に携わってきた方々をお招きして,このテーマについてお話を伺います。それをもとに,みなさんの疑問点・関心を共有して頂き,どのような問題が潜んでいるのか,話し合います。大学受験制度のもと,外国につながる高校生の前に立ちはだかる,見えない存在になりがちな様々なハードルについて,一緒に考えてみませんか?
開催報告・グラレコ
第17回交流会は「外国につながる高校生の大学進学――受験制度を捉え直す」というテーマで開催しました。今回は,普段から対象となる高校生の進学や進路選択をサポートされている国際交流協会やNPOの方々と大学進学を経験された大学4年生の方をまじえ,複数の視点からこのテーマについて話し合う機会を持ちました。
当日はまず,外国につながる高校生が移住先の日本での進路を考えていく中で,どのような状況にあるのか,その内面を描いた約5分間のアニメーションを見てもらうところから始めました。その次に,今回ご参加頂いた,横浜市国際交流協会(YOKE) なか国際交流ラウンジで若者人材育成コーディネーターをされている林錦園さん,特定非営利活動法人glolab(グロラボ)でコーディネーターをされている人見美佳さん,そして小学校6年生の時に渡日し現在大学4年生の姚藝さんから,インタビュー形式で交流委員がお話を伺いました。インタビューで尋ねた内容は,交流委員の一人がグラフィック・レコーディングとして記録しましたので,ご興味のある方はそちらをご覧ください。
その後,参加者を二つのグループに分け,支援者と当事者の方からより詳しくお話を聞けるよう,質疑応答の時間を設けました。その後のグループ・ディスカッションでは,参加者の方々で少人数のグループに分かれ,感想や意見を共有してもらいました。参加者の方々が普段接している高校生や大学生の状況と,今回の話し合いで耳にした体験談とを照らし合わせ,当事者の抱える不安や葛藤,チャレンジについて,より理解が深まったようでした。また在留資格など制度的な問題など,新しい気づきや思いが生まれたようでした。会についての感想として,高校生に対象を絞ったこのような会は少ないため,違う地域で似たような問題に直面している方と交流できたことも嬉しかったという声もありました。今回は残念ながら,サブタイトルにある受験制度といった構造的な問題まで深く掘り下げて話し合うことはできなかったので,今後の課題としたいと思います。
第16回:2021年7月10日【オンライン開催】
わたしの人生の選択について考える――今の私を過去から考え未来へつなげる
- 日時: 2021年7月10日(土)14:00~16:00
- 会場: Zoom開催
- ログイン方法は申し込み受付後に通知します。
- ウェビナーではありません。グループ対話時は,画面オン,ミュート解除をお願いします。
- 参加資格: 参加費無料,会員に限らずどなたでもご参加いただけます。お子様が画面に映りこんでも大丈夫です。自由にお飲み物を召し上がりながらお気軽にご参加ください。
- 申込方法: 定員につき締切ました(定員25名:先着順/定員に達し次第締切)
- 申込締切: 2021年6月30日(水)
- お問い合わせ: interact@alce.jp(言語文化教育研究学会交流委員会)
- チラシをダウンロード
みなさんは,自分を語るときどのように表現しますか。教師,留学生,親,最近〇〇にハマっているわたし・・・など。
第16回交流会では,今の自分について語ることから,自身の過去・今・未来をつなげるストーリーをつくります。
まず,今の自分について他者と語り合います。さらに,今の自分につながる人生の選択の背景を語り合うことをとおし意味づけていきます。そのことによって,今の自分がめざしているものを明確にしていきます。自分の人生について他者とともに振り返って考えてみたい方,奮ってご参加ください。
開催報告・グラレコ
第16回交流会は「わたしの人生の選択について考える――今の私を過去から考え未来へつなげる」というテーマで行いました。今回は少人数でじっくりと参加者一人ひとりの方が自身のライフストーリーを語り,聞いている方とやり取りするという形で行いました。
当日はまず,今回の交流会の趣旨・目的を説明後,企画者の1人が自身のこれまでの人生を簡単に紹介し,その中での「選択」についてお話しました。その後,参加者のみなさんにはグループに分かれてもらい,まず,ご自身の人生を振り返って,
- 今の私につながる「人生の選択」キーワード
- 「人生の選択」のエピソード
について各自で書き出してもらいました。その後,語り合い,やり取りを行いました。今回は1グループ3人程度で通常よりも語り合いの時間を長く設定して行いました。それでも,もう少し時間があっても良いと感じるほど,話が盛り上がったようでした。
最後に参加者の方々に今回の語り合いの感想をシェアしていただきました。多くの方から「楽しかった」という声をまず聞くことができ嬉しく感じました。さらに「書くことで自分の人生を客観化することができ,質問されることで新たな気づきがあった」「当時はつながっていると思っていなかったことがつながっていることに気づいた」という感想がありました。その他,シェアしていただいたことを,企画者の1人がグラフィックレコーディングとして記録しましたので見てください(グラフィックレコーディングは,自由にダウンロードしていただいて結構です)。
第15回:2021年5月15日【オンライン開催】
教室を超えた新しい人々との出会い――学習者の立場で考える
- 日時: 2021年5月15日(土)18:00~20:00
- 会場: オンライン開催(ログイン方法は申し込み完了後に送付)
- 参加費: 無料。会員に限らずどなたでも参加できます。
- ウェビナーではありません。グループ対話時は,画面オン,ミュート解除をお願いします。
- 食事をとりながら,リラックスしてご参加ください。お子様が画面に映ったり,声が入ってもまったくかまいません。どなたでもお気軽にご参加ください!
- 参加申込:
オンライン申し込みをお願いします(2021年5月5日(水)締切)先着順/定員のため締切ました
- お問い合わせ: interact@alce.jp(言語文化教育研究学会 交流委員会)
- チラシをダウンロード
「越境学習」・“Beyond the classroom”について語り合いませんか?
学びは,「いつもの」教室の中だけではなく,空間・分野・世代・社会的ポジション・イニシアチブの境界線を超えて,新しい人々と出会い,交流や交渉を通して,広がり,深まるのではないでしょうか。
第15回交流会では,教室の境界線を飛び超えた実践の事例を紹介した上で,参加者のみなさんに学習者の立場に立っていただき,どのような「越境学習」・“Beyond the classroom”をしたいかについて話し合います。言語教育だけではなく,教育を広く捉えたディスカッションを予定しています。